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漆器について 漆器の現状漆器の見分け方漆器の扱い方 なちやの漆器

漆器の現状

現在販売されている漆器の種類と販売価格
現在販売されているお椀などの漆器は大きく5つに分けられます。
また、一般的な汁碗(黒や朱塗の無地/φ12cm程度)一客あたりの値段はおおよそ以下のようになっています。

種類 特徴 販売価格
木製国産漆器 欅や栃などの天然木を日本で加工し、その木地に漆を塗った漆器。産地としては輪島や山中などが有名。 最低でも¥3000(なちや価格)はします。輪島塗の高いものですと¥20000以上もする場合があります。主に専門店や百貨店で売られています。
木製中国産漆器 天然木を中国で加工し、その木地に漆を塗った漆器。 主にスーパーなどで¥500ぐらいから売られています。
木製輸入加工漆器 主に木製中国産漆器を日本で漆を塗り直した漆器。 だいたい¥1200〜¥2500ぐらいで、主に専門店や
百貨店で販売されています。
合成漆器(漆塗) ABSなどのプラスチック、または木質・木合(木粉と樹脂を混ぜ合わした物)などの材料を型で成型し、それに漆を塗った漆器。 だいたい¥800〜¥2500ぐらいで、主に専門店や百貨店で販売されています。
合成漆器(合成塗料塗) プラスチック、または木質(木粉と樹脂を混ぜ合わした物)などの材料を型で成型し、それにウレタンなどの合成塗料を塗った漆器。 主にスーパーや100円ショップなどで¥100〜¥500ぐらいで売られています。電子レンジで使えるといったタイプは大概このタイプです。

※近年木製中国産漆器はその安さから大きなシェアを占めてきています。中国産はそのままでも販売されていますが、塗・木地の加工精度とももう一つのため、国内の産地で塗り直して木製輸入加工漆器として販売しているケースが増加してきました。このため、純国内産漆器は減る傾向です。

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漆器の見分け方

本物の漆器とは
漆器は日本を代表する伝統工芸品であり、その歴史ははるか縄文時代にまで遡れます。本物の漆器は、この伝統のもと、木地師が良質の木材を丹念に加工し、下地師が丈夫で長持ちさせるための下地を何回も施し、それに塗師が上質の漆を何回も塗り/磨きを重ねて仕上げた美しい工芸品です。本物の漆器には軽い・保温が良い・口当たりや手触りがよいなど、使う喜びがあります。実際、漆器で御飯を食べるとおいしいとおっしゃる方も多いです。やはり漆器は常に使っていただいてこそ値打ちがあると考えます。また、本物の漆器は傷んでも直すことができ、もし廃棄する場合でも自然に優しく、プラスチックの器のように環境ホルモンが溶け出すといったこととも無縁で、しかも漆には抗菌性があることが近年の研究で明らかになってきました。まさに理想の食器といえるのではないでしょうか。
なちやは普段使いしやすい実用的なものを中心に、国産の本物の漆器をお求めやすい価格で販売しています。


本物の漆器の見分け方
漆器は通常、黒や朱で塗られているため、木かプラスチックか何でできているかが分かりません。しかも塗られている塗料が漆か合成塗料かは見ただけでは分かりません。さらに残念なことに、漆器の品質表示や原産地表示は徹底されていません。だいたいは上記の値段帯で見分けることができますが、ここで木製で漆塗り、しかも国産といった本物の漆器を見分けるプロの方法をご伝授いたしましょう。

木製かどうか?
持った瞬間意外と軽いなと思う物はだいたい木製です。さらに口の所をたわましてみると、木製は木質(木粉と樹脂を混ぜ合わした物)製やプラスチック製に比べ、たわみにくいです。もう一つ、コンコンと指でたたいてみると、乾いたいい音がでます。木質やプラスチックなどの場合はくぐもった音がでます。

漆塗りかどうか?
匂いをかいでみるとほのかに漆特有の匂いがします(完全に漆が乾いていると匂いがしない場合もあります)。ウレタンにはこの匂いがありません。お椀に使われることはないのですが、カシュー(合成漆塗料)は漆に似たきつい匂いがする場合があります。さらに、いい漆で塗られた物は表面がかすかに曇り、うっすらと真珠のような輝きがあります。ウレタンにはこの輝きがありません。
もう一つ、漆塗には手塗とスプレーガンを使った機械塗があります。当然手塗の方が手間や技術を要し、塗膜が厚く丈夫で仕上がりもきれいです。スプレーの場合、表面にかすかなボツボツ(ガンむら)がでている場合が多いです。

国産かどうか?
中国で塗られた物は一般的に塗りの丁寧さに欠け、下地も手を抜いている場合が多いので、表面がややガタガタしています。持ちもよくない場合があります。
国内で塗り直された輸入加工漆器の見分けが一番やっかいです。丁寧に塗り直されたものはプロでもなかなか分かりません。一ついえることは、中国製の木地はあまり薄挽きされたものがないので、国産に比べやや厚ぼったく、重たい感じがします。

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漆器の扱い方

漆器は水に弱い?
漆器は水に弱いとお思いの方がおられますが、漆自体はけっして水に弱くありません。縄文時代の漆片が何千年の時を経て湿った土中から出土する事からも明らかです。漆器にとって悪いのは、欠けたところや傷から水がしみこみ、木が膨張して表面の漆がはがれてしまうことです。ですから、木製漆器は欠けたりしたらすぐ修理をされることをお勧めします。
なちやはお直しも承っております。詳しくは「漆器の修理」をご覧ください。お問い合せは下記までどうぞ。

TEL: 075-491-3626


漆器はキズ・熱に弱い
漆は化学塗料にも負けない非常に硬い塗料ですが、金属やガラスよりは柔らかく、ナイロンタワシ等でも容易に傷がつきます。洗うときはこれらを避けてください。もちろん直火にかけて使う、電子レンジに入れるといったことも厳禁です(一部「電子レンジ可」という漆器が販売されてますが、これらは耐熱樹脂にウレタン塗料を塗った合成漆器です)。食洗機も塗膜に「ヤケ」(黄色く変色)を生じることがありますので、避けてください(純漆塗を除く)。また、漆は完全に乾く(硬化する)まで約半年を要します。塗りたての漆器は特にキズや「ヤケ」に弱いので、洗うときは慎重に、買ってすぐに熱湯をいれるといったことは避けてください。


漆器は日光・乾燥に弱い
漆器は自然の塗料ですから、日光には弱いです(純漆塗を除く)。長時間直射日光に当てると表面に小さな無数のクラックが生じ、粉を吹いたようになります。こうなると、お直しも難しいので、直射日光には当てないようにお願いします。ただし、普通の室内の光量で使っている分には大丈夫です。
また、本物の漆器は木製なので、長い間極度に乾燥した場所に置くと、中の木が乾燥して縮みます。その結果、表面の漆にひびが入ったり、はがれたりすることがあります。あまり神経質になる必要はありませんが、温風が直にかかる場所や冷蔵庫などでの放置は避け、なるべく湿ったところで保存してください。


使用上のご注意
1. 使用後は湯又は水(食器用洗剤使用可)で洗ってください。
2. 長時間水につけたままにしないでください。
3. 洗うときは硬質のものと分けて洗ってください。
4. たわし又はみがき粉を使用しないでくだい。
5. 電子レンジに入れないでください。直火のそばも避けてください。
6. 食器洗い乾燥機に入れないでください(純漆塗を除く)
7. 直射日光と極度の乾燥を避けて保存してください。
8. 体質により、ごくまれに漆等の塗料でかぶれることがあります。
 異常を感じたときは、ご使用をお止めになり、専門医にご相談下さい。
9. 漆器特有の匂いは使っているうちに自然に消えますが、気になる場合は酢を水で薄めて表面を拭くと匂いは緩和します。

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